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紫微斗数 自分の財運を知る

皆さま こんばんは。

 

今日は紫微斗数で分かる自分のお金の話です。

 

誰もが関心があるのがお金のこと。


紫微斗数では、お金=財運は、財帛宮を中心とした三方四正で見ます。

 

財帛宮を中心とした三方四正とは、対宮に福徳宮、本宮の財帛宮の三合宮である官禄宮と命宮のことです。

 

財運を知りたい時は、命盤の財帛宮の状態だけでなく、命宮と官禄宮、福徳宮の状態を同時に見て判断をすることが大切になります。

 

もちろん、自分の命宮は、どんなテーマを見る時にも大前提で重視します。

 

紫微斗数では、各テーマを扱う宮を本宮として重点的に見ますが、本宮だけでなく自分自身である命宮と、そのテーマに関連する宮として本宮の三方四正にある宮の状態も、判断に大きく影響します。

財帛宮は一生涯で自分が稼ぐお金を表します。

 

一代で自分が築ける財産ですね。


攻めの金運の範囲です。 

 

財運でも親から受け継ぐ資産、蓄財能力、不動産運などは田宅宮を見ます。

 

また、財を成すには社会的な成功、組織に入れば出世が必須です。それは官禄宮で判断します。

 

福徳宮は、財帛宮の「遷移宮」という位置付けになります。

 

お金がスムーズに稼げるかどうか、お金を稼ぐときの精神的な要素などは、福徳宮の宮に入る星や状態を参考にします。

 

私は主星には吉凶をつけず、副星や四化星の飛星から宮の状態の吉凶を判断します。

 

ただ、主星には吉凶はないですが、主星の特性によってお金儲けのやり方や、得手不得手などはそれぞれ違います。

 

また、そもそも紫微斗数が生まれた古代と、今とでは社会や時代が求めるお金に対する価値観や稼ぎ方は大きく変わっています。

 

私たちは、今に生きているわけですから、その時代的な背景も判断基準に、加味して命盤を見ていかないといけないと私は考えてます。

 

私の体感では、古来「凶星」とされている星の方がお金に対して、貪欲なことが多いです。  

 

お金を稼ぐためのエネルギーが強い印象です。

 

そして、「凶星」を持つ人たちは、人生の主な価値観や優先順位に「お金」が大きく占めています。

 

凶星とされてきた主星は、殺破狼の七殺星・破軍星・貪狼星、武曲星、廉貞星、巨門星です。

 

巨門星は、そこまで表面的には激しくはないですが、これらの凶星は、古来ならばその激しさゆえに身を亡ぼすと言われてきた主星になります。

 

 

時代は変わり、成熟し、すべてが飽和状態の現代では逆に、その激しさが、既存を打ち破る大きなエネルギーとなり、大成功に繋がっていく可能性を秘めていると、私は考えています。


また、お客様相手のサービス業であれば、部下運・遠い友達運・ファンや生徒さんなどの目下運を示す「奴僕宮」の状態も大事になります。

 

このように、自分の財運の器は、生年命盤に示されています。

 

後天運である10年運の大限と今年の運気の流年(太歳・小限)は、その時期の自分が財から応援されているかという運の強さを示しています。

 

しかし、命盤通りの未来になるかどうかは、今後の私がどう生きるかにかかっているのです。

 

あくまでも命盤は、色付け前の下書きのスケッチです。

 

その下書きにどんな色を使い、どんなふうに仕上げていくのかは、私たち一人一人が自分で決めることです。

 

皆さんの命盤にはどんな人生が描かれていますか?