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邪気に対抗するには自分を大好きになること~鬼は外。福は内。~

皆さま こんばんは。

玲月彩良(れいげつ・さら)です。

 

今日2月2日は節分の日。

 

節分は、「季節の分かれ目」と言う意味があり、季節が変わる前日を指しています。

 

ここで言う季節とは「二十四節気」のことを指しています。

 

明日、2月3日が「立春」で季節だけでなく、一年の始まりでもあります。

 

節分の日には豆まきをします。

「鬼は外、福は内」と掛け声を言いながら、豆をまいて無病息災を祈ります。

 

この鬼というのは、「目に見えない病気や災害」のことだとされています。

 

鬼には邪気という意味もあり、邪気を追い払うために、精霊が宿る穀物で更に、「魔滅(まめ)」との当て字もある豆が選ばれたのだそうです。

 

鬼に例えられる邪気ですが、「目に見えない病気や災害」だけではなく、実は、人の心の中にも潜んでいる厄介なものになります。

 

邪気とは「人に害を与えようとする心。悪意」のことです。

 

邪気は最初から人が生まれ持っているものではありません。自分の心がけや環境などの影響が大きい後天的なものです。

 

そのため、自分が邪気を持ってしまうこともあり、反対に人からの邪気にやられてしまうこともあります。

 

どんな人でも生きている限り、邪気を避けては通れないところがあります。

 

邪気は、負のエネルギーが作る悪い「気」ですから、自分が負のエネルギーに引き寄せれられないようにすることがとても大切です。

 

恨み、妬み、嫉みなどの人に対する一方的な負の感情は、すべての根本に自分に対しての自信のなさ、劣等感、無力感があります。

 

自分は自分。人は人。と人との適切な距離感を保って自分のことだけに集中出来たらどんなに心穏やかにすごせることか。

 

そう思っても、なかなか人は他人と自分を比べることで自分の価値を測ってしまう習性から抜け出せません。

 

はるか昔の平安時代の小説、「源氏物語」にも光源氏に対する思慕の情から生霊になってしまい、正妻の葵の上を苦しめてしまった六条御息所のお話がありました。

 

また、心身的な疲れが溜まってしまうと、自分のエネルギーが弱くなり邪気に取りつかれてしまう可能性が高くなります。

 

邪気に対抗するには、理性や知性も大切ですが、一番効果的な対策は、心身のメンテナンスをしっかりとすることと、自分が主役の思考パターンで生きていくことです。

 

すべての出来事は自分の幸せのためだけに必然だと考えます。

 

常に目線は主役である私です。

 

現実の事象を変えることはできませんが、その事象に対しての自分の思考を変えることで邪気に引き寄せられない自分になることは可能です。

 

邪気には自分大好きの私で対抗していきましょう。

 

自分が大嫌いな私は今日で終わり。

 

たくさん豆をぶつけて、邪気持ちの鬼と一緒に外に追い出しましょう。