皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
今日は、台風のせいか曇り空の秋らしい気候の一日でした。
最近は、夕方も17時を過ぎると暗くなっていて、まだまだ暑さは夏並みでも確実に季節が進んだことを感じます。
人と話していて、何となくその人とは吸っている空気が違う=空気感が違う、そんな感覚に陥ったことはないですか?
空気感が違うという表現が適切かどうかはわからないですが、価値観や思考、居心地の良さなどの肌感とは違う、自分とはそもそも根本的に違うと感じるような感覚です。
私はあります。
日々、一番近い存在であるはずの家族の中にも感じています。
この感覚は紫微斗数を使うと、ある程度見分けることができるように私は思っています。
命宮に入る主星が「しふれん系」か、「きげつ系」かという判断基準です。
しふれん系とは、紫微星・天府星・廉貞星・武曲星・天相星・七殺星・破軍星・貪狼星の略です。
後ろの三つの星(七殺星・破軍星・貪狼星)は殺破狼とも呼ばれますね。
きげつ系とは天機星・太陰星・天同星・天梁星・巨門星・太陽星の略です。
この二つの系統は所属する星自体の性質や特徴が大きく異なっています。
もちろん、命宮の主星は大きく自分に影響を与えるといっても、一つの星だけで人は決めつけることはできません。
特に三方四正の宮の星の影響も大きく、また副星の存在も多大な影響を及ぼします。
ただ、紫微斗数で自分を表わす命盤の作成方法を考えると、大雑把ではありますが、命宮の主星が「しふれん系」か「きげつ系」のどちらに属しているかは、その命盤の持ち主の方の考え方や生き方に大きな影響を与えていると思わざるをえないことが多くあるのです。
紫微斗数で主星を配置する際に、一定のルールがあります。
まず最初に紫微星の配置が決まります。その結果、紫微星系主星の配置が自然と決まります。その後に、自動的に決まった天府星の配置から、さらに天府星系主星の配置が決定するという流れです。
この流れからわかるように、紫微斗数の星の配置は紫微星がどこの宮に入るかによって決まり、その他の星の配置はその後の万民共通のルールによって行われます。
そのため、自分の命宮に入る主星が「しふれん系」か、「きげつ系」かが決まると、三方四正(命宮、遷移宮、官禄宮、財帛宮)と福徳宮、夫妻宮には命宮と同じ系統の主星が入ることになっています。
以上の6つの宮は自分そのものを表わす宮です。
いわば、自分を6つに分けているだけの自分そのもの。
そこにすべて同じ系統の主星が入れば、当然、その人の傾向は固まります。
そのため、命宮の主星の系統の違いが、相手が自分との傾向の違いに出るのではないかというのが私の結論です。
この私の判断基準はあくまでも、私の実践上の私見です。
違う意見の方もたくさんいると思いますし、占術界の定説ではないことはご了承ください。
でも、結構当たっていると私は日々感じてます。
普段の生活で、この人、自分とは違う空気で生きていると思った時は、相手の方の命宮の星を確認してみてください。
もし系統が違うのであれば、それは違っても仕方がないことです。
悲しいことに「察してちゃん」では歩み寄れないのが、「しふれん系」と「きげつ系」の相性。
外国人には日本語で話しかけるのではなく、その国の言語で話しかけようと私たちは努力します。
「しふれん系」と「きげつ系」も同じです。
どう伝えたら相手に理解してもらえるか。
「しふれん系」と「きげつ系」の関係は、伝え方次第で大吉にも大凶にもなる相性といえるでしょうか。
