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タロット雑話 悪魔 ~永遠なんてない~

皆さま こんばんは。

玲月彩良(れいげつ・さら)です。

 

今日から和暦の上でも10月。丙戌の月が始まりました。


 

金が旺じやすい秋月ではありますが、元々の命式や大運に午や卯を持っている方は、場合によっては、命式の五行のバランスが大きく変わることがあり、普段通りとはいかない要注意の月です。


 

9月末には自民党の総裁選があり、大方の予想を覆して高市早苗さんが総裁になりました。このままですと女性で初の総理大臣になることは確実です。


 

私がそこまで社会情勢を勉強しているわけでもなく、強い主義主張があるわけでもないですが、それでも最近の社会情勢は今までとは違う流れを感じていて、良くも悪くも前例が通用しなくなっているのではないかと思うことが多くなりました。


 

誰もが手探りで、自分にとっての最善な未来を探しているような日本を感じます。


 

自分だけ社会が沈めばその影響を必ず受けるはずなのに、人はどうしても、今の環境が永遠に続くと信じたい生き物で、変化を面倒に思い、慣れた環境にしがみつく選択肢をしたくなるようです。


 

タロットに「悪魔」というカードがあります。



「悪魔」は大アルカナの15番目。



カードの意味は

「誘惑、邪悪な欲望、腐れ縁、執着」。



邪悪な悪魔と、その悪魔に捉えられた一組の男女。



二人とも鎖で繋がれています。



この男女はアダムとイブが誘惑に負けて智恵の実を食べた後の姿だと言われています。



鎖はゆるく、逃げようと思えば逃げられるようにみえます。



では、どうして二人は逃げないのでしょうか? 



二人は、本当は鎖がはずれることに気がついています。



ただ、逃げる手間や考えることが面倒で、今までの食べられなかったのだからこれからも大丈夫だろうと考えて、あえて気がつかないフリをしているだけです。



ただ考えてみて下さい。



悪魔、他人任せで生きていたら、今、安泰でも、将来はどうなるかは分かりません。



他人のそして時代が変わったら、否応なく自分もその変化に巻き込まれて変わらざるをえなくなります。



永遠なんてないのに、今さえよければという安易な気持ちが、あなたの未来ある可能性の選択肢を狭めているのです。 



あなたに「悪魔」のカードが出たらそれは楽な方向へ向かいがちになっている自分への危険信号です。


 


未来は誰にも保証はできないけれど、ただ一つ言えることがあります。


行動しない場合は後悔しかありませんが、行動した場合は、後悔する未来と後悔しない未来と二つの結果を選択できます。



悪魔の正体は、変化を恐れる怠惰な自分の心が作り上げた幻です。



悪魔に魂を明け渡すことなく、自分の足でしっかりと地べたを歩いて生きていきましょうね。